3か月以上チームとしての野球ができなかった選手たちは、
何より「試合」を望んでいました。
そして、この4週間で、合計8試合を行うことができました。
試合を受けてくださったチーム関係者の皆様、
自チームの保護者の皆様には、大変なご苦労をおかけしたことと思います。
移動中の車内での感染対策、ベンチ周りでの対策、手洗い消毒の徹底、名簿提出等々……。
心から感謝しております。
選手たちは、「試合」を思う存分楽しみました。
緊張しながら打席に立つあの雰囲気を楽しみました。
ヒットを打ってベースからベンチを見る、あの喜びを味わいました。
ひとつのアウトをとって、みんなが喜んでくれる、あの安心感を感じました。
「もう試合などできないのではないか」
「もうスポーツなどできない世の中になるのではないか」
そんなことを考えていた数か月前を思い出し、
「試合」を楽しんでいる目の前の選手たちをみて……感慨深くもなりました。
さて、練習試合の内容について。
「負け」があって大収穫でした。
「自分たちは強い」
という自信は、いつしか過信となり、向上心が薄くなり、集中力が欠け、
大事なときに力を発揮することができないことがあるからです。
たった4週間の中で、試合の喜びを感じ、成功や失敗、
勝ちや負けを経験できたことは大きな成果です。
さあ、ようやく大会が始まります。
やっと、やっと、今年のテーマ「強き者への挑戦」ができる時がきました!
令和2年6月29日