~合宿~
選手たちは「合宿」を大変楽しみにしていました。
例年、卒団の記念誌に、「一番の思い出は合宿」と記す選手がいるほどです。
しかし、この世の中の状況により、今年の夏の合宿は中止としました。
3か月間、学校に行けなかった。
3か月間、野球ができなかった。
目指していた大会がいくつもなくなった。
学校では、56年生の宿泊行事の中止が伝えられた。
そんな中、野球の合宿も中止。
まさに苦渋の決断です。
しかし、母たちがすぐに動いてくれました。
合宿を行う予定だった二日間、合宿に代わる楽しいイベントをいくつも企画運営してくれました。
クイズ、スイカ割り、水風船合戦、スーパーボールすくい、くじ引き、障害物競争、等々……。
選手もコーチもOBも、親も子も、兄弟姉妹も、みんな一緒におもいっきり楽しみました。
8月10日、11日。
笑顔あふれるすてきな二日間になりました。
~ジャビットカップチャンピオン大会~
今年、数少ない東京都の舞台。
自分たちの力でつかみとり、日野市代表としてその場に立つことができました。
1回戦、見事勝利。
翌日2回戦、敗戦となりました。
試合後の反省。
「やりきったから悔いはない」と清々しく話した六年生。
「最後に気持ちが込められなかった」と涙を流した六年生。
「もっとやれたんじゃないか」ときびしく指摘した六年生。
促されることなく自ら発言することができた下級生。
皆が素晴らしい。
猛暑のグラウンド。
コーチや母たちの支え。
OBの応援。
8月15日、16日。
真剣勝負のすてきな二日間になりました。
充実した幸せな夏でした。
我々は野球チームであるから、もちろん「いいチーム」「強いチーム」を目指していくけれど、
同時に、一人一人にとって、誰一人かけることなく「幸せなチーム」であることをこれからも追い求めます。
令和2年8月18日