ある新聞のコラムから。
「私たちは、コロナ禍を経験し、正解のない時代を生きていかなければならないことを実感している。
……私たちはもっと子どもたちの力を信じたらどうか。
……「伸びしろ」のある新時代の子どもたちである。
潜在する力を引き出すのが、これからの私たちの役割ではないか。」
気付くと、もう10月も半ば。
6月にようやく活動を再開することができてから、4か月がたちました。
この間、Aチームはジャビット優勝、Bチームは新人戦3位、Cチームは低学年大会優勝という好成績を収めました。
全学年でメダルを獲得することができた年は、そうないことです。
素晴らしい結果です。
しかし最近、最終学年であるAチームは、ここぞの場面で思うような結果を出せない状況が続きました。
一度優勝してしまった満足感、卒団まであと数か月というあせり、
選手たち自身の心身の成長と変化、他チームとの身体的な力の差、
要因はいくつか考えられ、ただただ野球ができる喜びで優勝に突き進んでいた数か月前とは状況が変わり、
また新たな不安定さの中にいるのかもしれません。
保護者・スタッフにとっても同じです。
大会の実施可否。入場制限下の中での参観可否。行事等の開催可否。そして当然、自身と子どもたちの健康への不安。
きっと、気付かぬ内に、いつも何かに迷い、不安を感じてきた日々だったのだと思います。
ただ、だからといって、この状況に悲観しているわけではありません。
この状況だからこその学びや成長があるはずだからです。
冒頭の新聞記事。
正解のない時代。
不安定な状況。
今こそ、我々は、選手たちの力を、選手たちの伸びしろを、心底信じます。
今年度もあと少し。
六年生はあと少しで卒団。
今こそ、我々は、選手たちの潜在する力を引き出す役割を、最後の最後まで全力で全うします。
低学年ジュニアマック、高学年セガサミーカップ、チーム一丸、もう一度東京都の舞台に挑戦します!
令和2年10月14日