この日は、高学年、低学年、ともに東京都の大会に挑みました。
全部員が同じ日に。
これは、日野わかくさクラブ史上、初めてのことだと思います。
今年は、コロナ禍により高学年の試合を低学年が応援する機会があたえられませんでした。
低学年の試合を高学年が応援する機会もあたえられませんでした。
でも、今日、お互いの試合を応援できなかったのは、理由が違います。
お互いが勝ち抜いた結果でした。
セガサミー球場と駒沢。
どちらも全力で戦いました。
試合はどちらとも敗戦となりましたが、
場所は違くとも日野わかくさクラブ全部員が全力で戦った一日。
僕は、そのことだけでも、素晴らしい一日だったと思っています。
敗戦後の選手の表情からは、涙があるなしにかかわらず、
真剣に戦った証拠であることが伝わってきました。
いろいろなことがなくなってしまったこの一年だったけれど、
みんなが全力で戦った今までの日々は、
この一年だったからこそ、
全てを超えて意義のあることだったと確信しています。
高学年は、敗戦後、ホームグラウンドに戻り、紅白戦を行いました。
いつもと違ったポジションを守り、全員ピッチャーもやりました。
意外にもひきしまったいい試合でした。
そして、何より、全員が笑顔で野球を楽しんでいました。
選手もコーチもOBも。
日野わかくさクラブは、真剣勝負に挑むチームです。
そして、仲間との野球を楽しむチームです。
新しい仲間がもっともっと増えることを期待しています。
令和2年11月3日