とある週末。本拠地日野市立第六小学校にひとりの高校球児が訪ねてきました。
彼はこの春、球児の誰もが夢みる『甲子園』に出場し、レギュラーとして大活躍した選手です。
日野わかくさクラブの関係者は、みんなで情報を共有しながら、テレビで応援していました。
決して体は大きくないけれど、甲子園で打率.400超えのシャープなバッティング、センスあふれるセーフティバント、そして堅実な守備と、彼がわかくさで見せていたプレースタイルそのままに躍動している姿に感動しました。
それ以上に感動したことがあります。
それは、甲子園で感じた緊張感やアルプスの雰囲気、相手チームへの敬意を、自らの言葉ではっきりと丁寧に恩師へ伝えていた姿です。野球の技術以上に、人として立派に成長した姿を見ることができたこと、そしてわかくさを訪ねてくれたことが、何よりも嬉しかったです。
創部47年を迎える日野わかくさクラブ。
甲子園に届かなかったOBも、野球以外の競技でがんばっているOBもたくさんいます。
日野わかくさクラブは、いつでもみんなの『凱旋!』を待っています。
そしていつまでも、OBの君たちを温かく迎えられるクラブであり続けたいと、思いを再認識できた1日になりました。
令和4年4月14日